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女の人ような名前ですが、実はこのひとは男の人でした。この Jona という人、対戦の時間になっても姿を現しません。トーナメントマネージャーに対戦相手がこないことを告げると、マネージャーは「Jona ... あいつか」とあきれた表情をみせます。どうやら Jona は前日にこのマッチの開始時間を遅らせるようにマネージャに申し出てたらしいのですが、それが一度ではなく何度も変更を繰り返していたためマネージャーをうんざりさせていたみたいです。確かにトーナメント表のこの一戦の欄に開始時間の変更が数回なされていた跡があります。彼は午後1:00に会場に来るはずだったのですが、それから20分過ぎても来ません。トーナメントマネージャーのひとりが私に「あと5分まってこなかったら私に言ってきて、彼にペナルティーポイントを課すから」と言ってくれましたが、あまりこの不公平なゲームは私の主義に合わないので素直に喜べませんでした。
それからさらに待つこと 10分、ようやく Jona がやってきます。私はマッチを 0-0 から始めたかったためマネージャには彼がさらに遅れてきたことは告げていません。アロハシャツと来た大男の Jona は手ぶらで来ましたが、私の15インチのボードをみて、「それじゃ小さすぎていやだ、自分のボードを持ってくる」とかなんとかいって去ってしまい、さらに待つこと 10分、大きななボード(多分21インチボード)をかかえて再登場します。
なぜか、このマッチの内容はあまり記憶に残っていません。スコアを見る限りではかなりの接戦をしたようにみえますが、なぜか私はそれほど苦戦したという印象をもっていません。前の2戦(Ken/Pat)が大乱戦だったためにこのマッチが色あせて感じてしまったのかもしれません。
大幅な遅刻はするは、試合中に携帯電話を使うは(これって反則じゃないのか?)、対戦中に観戦者に話しかけるは(「Hey Jerry, このポジションを見てくれよ。あとで聞きたいことがあるから覚えておいてくれないか」だと。)、この Jona まったく礼儀がなってませんでした。ここで負かしておいて良かったと思ってます。
「トーナメントサイズ」といわれるのは21インチボードで、広げると丁度私のボード2枚分の大きさになります。こんな大きなボード、折りたたんでもとても小わきに抱えて運べないので持ち運びには苦労するはずですが、なぜかみんな持ってますね。トーナメント会場に個人のボードがない場合に使うボードが用意されていますが、それは 18インチボードで、それでも私のボードよりひとまわり大きいのです。たしかに会場を見渡しても私のボードと同じサイズのボードを使っている人は見当たりませんでした。
小さいボードだとゲーム盤前面を一度に見渡せるために一度にポジションが頭に入りやすいという利点があります。たいていのバックギャモンプレーヤーは、こういった実際的な利点よりも「迫力のある」プレーのできる21インチボードを好むようです。観戦している人にカッコ良くみせるためにも15インチじゃ役不足なんでしょうね。私の15インチボードがこうみんなに忌み嫌われると、私も21インチボードを買ったほうがいいのかなと思ってしまいます。