Prize money $$$$(賞金)


その日の夕方、表彰式の時間のしばらく前に賞金受取所に行きました。会場の一角に特別なテーブルを設けてスタッフ三人が座っており、トーナメントと Calcutta の勝者に賞金を出します。私がそこに行ったときに丁度 Lise が彼女の賞金金額を数え上げているところでした。

スタッフの一人に私が Intermediate の勝者であることを告げると「おめでとう!」と言って、彼のすぐ右に置いてある箱から分厚い封筒をとりだして私に手渡しました。「金額を確認してください。」

どっさり $100 紙幣の束が出てきました。


クレジットカードがそれほど一般化していない日本では一万円札を日常の買い物でもごく普通に使いますね。ファストフードショップで一万円札を使ったからどうだということはないでしょう。

ところがこの国(米国)では日本の一万円と大体同じ価値の $100 は日常生活で使われることはほとんどありません。現金紙幣で通常に使われる額面では $20 が最高です。$50 紙幣すらめったに見ることはありません。これはいろいろ理由がありますが、一つは数百ドルの現金を持ち歩くということがこの国では「非常に危険な行為」と考えられているからです。治安が特に悪いとは思いませんが、日本に比べるとやはりまだまだです。もうひとつは、多分「偽札」を怖れているということでしょう。私の知り合いの日本人が、以前こちらの(カルフォルニアの)マクドナルドで細かい額面の札を切らしていることに気づき仕方なしに $100 紙幣を差し出したところ、その店の店長を呼び出して店長みずからその札をすかしてみたり、偽札を見つける特殊なマーカーで札の角に印をつけてみたりを徹底的に調べられてようやく受け入れてもらえたという話を聞きました。場所によっては $100 は断られることもあるそうです。(ちなみに銀行では $100 紙幣は普通に扱われます。なんででしょ。)

金額の比較的大きい買い物はクレジットカードかチェック(小切手)で行うのがもっとも普通です。

Las Vegas のストリップはこの国でも別世界のようですです。$100 紙幣はごく日常で、多分もっとも「飛び交う」紙幣ではないかと思います。このトーナメントのエントリーフィーはほとんど $100 紙幣で払いましたし、みんなそうしていたようです。だいたい必要な現金の金額が大きすぎて $20 紙幣ではかさばってしまいますのでしかたありません。

それにしてもこれだけの $100 紙幣の束を最初に手にしたときは一種の戦慄を覚えてしまいました。


Safety deposit (ご参考)


一枚一枚丹念に数えて、しっかり $100 札が108枚と$50札が一枚あったことを確認しました。スタッフが札束をまとめるようにとゴムバンドをくれました。(ゴムバンドで閉じだ札束 ... 映画でしか見ないような)
 

Las Vegas の路上で買ったサイドポーチにその札束をいれてホテルの部屋にもどりますが、これだけの現金を持っていると不安でしょうがありません。ホテルの中に ATM があったのを覚えていましたので、そこで自分の口座に振りこめるだろうと思ってみてみると、引出し専用でした。つまりカジノの客は引き出すだけで、勝ってその金を振り込むことが無いといことでしょうか。そこで振りこみはあきらめてホテルのセイフティーディポジットに預けることにしまいした。

ホテルのフロントに行ってセイフティーディポジットを使いたい旨を伝えると、部屋の鍵を一つくれました。指定された小部屋にその鍵ではいると小さい窓でセイフティーディポジットのある部屋のスタッフとやり取りできるカウンターみたいなものがあります。スタッフに渡された書類に必要な事項を書き入れて(そのなかにはセイフティーディポジットから預け物をとりだすときに必要なパスワードというか「合言葉」も書きます。)そして頑丈な鍵付きの鉄製の箱をだしてくれて、そこに私の賞金をいれてスタッフに渡しました。

次の日の朝のチェックアウトの前にまたセイフティーディポジットの部屋にはいって、例の合言葉を言って(おもしろいな、これ)預けた賞金をとりだしました。
 

今後バックギャモンのトーナメントで多額の賞金を取る人もぞくぞくでてくるでしょう。この Safety deposit は結構便利でした。参考まで。