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Championship division の最初のマッチがスタートして、30分ぐらいした後にようやく私の参加する Intermediate division のトーナメント表が張り出されます。このクラス、Championship よりも多い 149人が一斉に自分の名前を探しにいくものですから、すごいものです。なかなか表の前に出て行けず、さらに私の視力が悪いことももあって、しばらく自分の名前が見つけられませんでした。全ての名前が癖のある手書きだというのも災いしてます。4枚あるトーナメント表を人ごみを掻き分けながら一通り見たつもりでしたが私の名前が見つからず、もう一度繰り返しますがやっぱり見つからず、「実はエントリーされて無かったんじゃ」と不安になってきました。知り合いの Richard McIntosh が私を見つけて、私の名前を一枚目の表で見たと教えてくれましたので、今度はその一枚目の前に何とか割って入って一番上から一つ一つ名前を確認していきました。やっと見つけました。Bye が引けなかったらしく、もっとも名前が密集していた部分に私の名前がありました。
このシステムなんとかしたほうがいいと思うけど、どうなんでしょう。いつもみんなこんなばかばかしい苦労をしているのでしょうか。 ... まあとにかく
テーブル番号を確認して、さっそくその場所を探しにいきます。
あとで分かったことですが、初対面だとばっかり思っていたこの初戦の相手(Ron Dumont)は私がいつも参加している地元のトーナメント BGBB のメンバーでした。ただ私は BGBB では Intermediate(中級)で彼は Open(上級)でプレーしていたために対戦することがなかったのと、彼はあまり頻繁に出席してなかったこともあって顔に見覚えがありませんでした。見た目20〜30台で、クールなタイプ。試合中にほとんど口を聞きませんでした。
ゲームの内容はよく覚えてませんが、まずいきなり3連勝。たしかどれも Double/Pass で勝った試合だと思います。ここで Ron は無言で席を立ち、ストレッチを始めます。ストレッチの効果があってかなくてか第4ゲーム目、次のようなポジションになります。(注:おぼろげな記憶を元に再現したポジションですので、実際にあったポジションとは多少違うところがあるかもしれません。だからロールアウトなんかしないでくださいね :-)
何の目を Ron が振ってこのポジションに至ったのか覚えてませんが、とにかくこうなりました。Ron はおもむろにダイスを振ろうとしたのでそれを制しますが、それでも振ろうとします。そこで私は強く「待て!」と言いますと、
「おまえはクローズドアウトされているんだぞ」と彼はルールを知ってか知らないかこう主張してきます。(思うに、これは彼がこの試合中に話した唯一の言葉だったような)
「こっちにはダブルをする権利はある。」と言い返しますと、すっとダイスカップを置きました。おそらく彼はルールをちゃんと知っていたのかもしれません。私がダブルに気づかなければここで 1 でも振って望みを残しておこうと思っていたのでしょうか。ただここでのダブルは(特に大きな大会の初戦では)結構勇気が要ります。たとえ彼が 1 をすぐに出せなくてボードを崩したとしても必勝というわけではありません。多分ここでダブルすればパスすべきでしょうがテイクされて運悪く 6-1 でも振られたらたまりません。ただの 1 でもしびれます。私がダブルができると彼に言った瞬間にポーカーフェースの彼の表情が若干引きつったような気がしました。「お、これはパスしてくれそうだ」と感じでスッとキューブを差し出しますと、案の定彼は一秒もしないうちにペンをとり、無言でスコアを記入しました(それがパスのサイン)。
9-0 で迎えたゲームで最初は Ron がやや優勢になって、ダブルしてきます。これをテイクした直後に形勢が反転して、大優勢のランニングゲームとなり結局 11-0 で初戦をシャットアウト勝ちしてしまいました。
開始して20分もしないうちに終わってしまった第一戦。まさかのパーフェクト試合。Ron が特に大きなミスをしたという記憶はあまりありませんので、きっと運が良かったのでしょう。
最初のマッチが勝利で終わってほっとしながら後ろをみると、ルームメートの Christian が同じ BGBB メンバーの強豪 Sam Ahmed と対戦しています。先にChristian から彼の第一戦の対戦相手が Sam Ahmed だと聞いた瞬間に、(Christian には悪いけど)彼はメインからこの一戦で脱落ですぐにコンソレーション行きだろうと確信してました。なにしろ、この Sam Ahmed、地元の BGBB の Alameda(CA)トーナメントで3回連続優勝したプレーヤーです。そのうち一回は Nack Ballard を決勝で破っての優勝です。(最後の一回は決勝で私を負かしての優勝。)そしてその結果を踏まえて、私は Calcutta Auction で彼のフィールドを買ったぐらいです。で、思った通り、マッチは Sam が圧倒的な点差で勝ちました。実は Christian は前回の大会でも同じ BGBB のメンバー(Richard Gibson)に負かされたそうです。Las Vegas まできて、地元の仲間(特に強いプレーヤー)と試合をして負けるなんて、くじ運が悪いとしか言い様がありません。
次の日、Christian は参加したトーナメント全てロストしたあと、ひまなので2ポイントミニマッチに出場してようやく一回戦突破。それで二回戦も勝つぞと意気込んでいたところ相手はあの
Kit Woolsey! もちろん(ゴメン)Christian が負けました。実は Kit Woolsey
も BGBB のメンバーで 1998 の Player of the year になった人。とにかく Christian
は BGBB のメンバーにやられる運命にあるみたいです。