White on roll. Cube action?

Answer : no double/take (opponent doubled. hiroyuki took.)
Evaluation (Snowie 2.0 3-ply)
  EQUITIES  WIN    G/BG BG    LOST   G/BG BG
  0.308     65.0%  7.9% 0.2%  35.0%  7.2% 0.3%

 この後、gammon喰らってマッチを負けてしまい、さすがにpassだったかと思って調べてみたら、なんとno doubleでした。doubleかけられた時も、takeかpassか相当悩んだので、no doubleは意外です。私が最終的にtakeと判断した理由のひとつは、スコア状況がtake支持(Question 24参照)であることでしたが、Snowieによればこのポジションはmoney gameでもno double/takeということです。

 このポジションからRedが直接的に勝つシナリオは、
  • prime戦で逆転する(Whiteの66  55  44やRedの11  61など)
  • attackしながら16でバックメンを逃がす。
くらいで、どちらも可能性は高くありません。しかし、この2つに失敗したとしても最後の砦として3ptのアンカーで粘ってレースで勝つ可能性があります。実際、問題のポジションからWhiteが62を振っていきなりバックマンのエスケープに成功した以下の局面、

Red on roll.
Evaluation (Snowie 2.0 3-ply)
  EQUITIES  WIN    G/BG BG    LOST   G/BG BG
  -0.571    23.2%  1.8% 0.0%  77.1%  3.8% 0.1%

これはWhiteにとってはbestに近いrollですが、この局面でもRedはまだ23.2%の勝率が期待できるのです。この「最後の砦 3ptアンカー」の勝率があるために、問題のポジションでRedはprime戦では明らかに不利ながら、全体の勝率はさほど悪くないわけです。

 ギャモン比率の低さも注目です。一般に「prime vs. primeはギャモニッシュ」ということが言われますが、私の考えではこれには多数の例外があって信頼度は低いです。確かにprime vs. primeではprime戦に負けた方のポジションが悲惨な状態になることがありますが、アンカーで粘ることができたり、1個クローズで済んだりすることも多いです。例えば、当Advancing Backgammonの過去のprimeの問題(Question 8Question 25)を見ても、いずれもギャモン比率は低いです。
 ただし、自分がこの局面から実際にギャモン負けを喰っていることもあって、Whiteのギャモン勝率7.9%はそれにしても低すぎるかな、という気がしています。Computer Programはprimeの評価が比較的苦手と言われていますので、rolloutすると数字は変わってくるかもしれません。

 ちなみに、実戦ではWhiteはdoubleで良いでしょう。Redのpassがかなり期待できます。

参照 : Advanced Backgammon Q150,Q152,Q154

first release : 1999/7/26